福岡 北九州 小倉癒しのふれあい犬カフェ/子犬を買う前に

動物との癒しとふれあいをコンセプトとした福岡県北九州市小倉北区のカフェです。子犬を買う(購入する)前に知っておきたいことなど説明しています。

北九州モノレール片野駅 徒歩0分

わがやの犬探し

犬と人とが仲良く、そして幸せに暮らすためには、「相性」が重要なポイント。
家族のライフスタイルと犬の個性・特徴がマッチすれば、愛犬との生活がより快適で、 豊かなものになるはずです。 15年前後にわたって人生を共にするパートナーを迎えるのだから……そして、犬にとっ ては一生の問題なのだから。まずはわが家の生活や環境を冷静にチェックして、じっく り楽しく、あなたの家庭にピッタリの犬を探してください。

これだけは守れますか?

犬とのお約束4か条
  • 犬の生涯に渡り責任と愛情を持って世話をします。
  • 人間の都合や気分で、犬を苦しめることはしません。
  • 生まれてくる命すべてに責任を持てない限り、子犬は産ませません。
  • ウンチの処理や放し飼いにしないなど、地域のルールや社会のマナーを守ります。
これが犬という、命ある存在を迎えるための最低条件。
ちょっとシビアなお話ですが、楽しい子犬さがしを始める前に、どうか家族全員で確認してください。

最期まで大切に

1.最期まで大切に

最初から手放すことを考えて犬を迎える人はいないでしょう。
けれ ど、日本全国の動物管理センターでは、毎年★20万頭近い犬たち
が殺処分されているのです。
迷子犬もいれば、家族の手でセンター に連れられてくる犬もいます。
引っ越し先でペットが飼えないから。 老犬になって面倒が見きれない、
あるいは病気になってお金がかかる 。咬むから、吠えるから……
などという理由で。「うちは絶対大丈 夫」と思っていても、もう一度確
認しておきましょう。
  • 今は予定がなくても、もしもの時には「ペットOK」を第一条件に引っ越し先を探す決意はありますか?
  • 私たち人間と同じように、犬も老い、病気にもなります。老犬介護や医療費の覚悟はできていますか?
  • しつけの基本は学んでおきましょう。
    また、咬むなどの深刻な問題行動についても、相談できる専門家がいることを知っておいてください。
  • 事故や病気などで誰も犬の世話ができなくなることもあり得ます。
    できれば万が一の時、愛情を持って世話してくれる人を探しておいてください。
2.暴力、いじめは絶対禁止。
私たち人間と同じように、犬には心も感情もあります。殴られれば痛いし恐い。繋ぎっぱなしにされ れば辛いし悲しい。 八つ当たりや気まぐれはもってのほかですが、「しつけ」と称した暴力も犬の心を深く傷つけます。 また、食事を与えない、繋ぎっぱなしで放置するなども虐待。犯罪でもあることを忘れないでください。
3.無責任な繁殖をしない。
「かわいいこの子の子どもが見てみたい」…… そんな気持ちもわかります。が、生まれてくる子犬すべてに、責任が持てますか? 望んで迎えてくれる家庭を見つけられますか? また、たとえドッグショーでよい成績をおさめた犬でも、知識や経験、遺伝子疾患の除法もないままの安易な繁殖は、不幸な犬を増やす結果につながります。
4.社会でのマナーを遵守。
たかがウンチひとつでも、「汚いし、面倒だし・・・」と放置することで、犬を愛する人全体の評判を汚 し、犬の立場やイメージまでもおとしめることにつながります。 社会の中で、みんなに愛されてこそ犬も家族も幸せに暮らせるのですから、マナーには充分ご注意を。
また、予防接種は、自分の犬だけでなく、周囲の犬たちみんなを恐ろしい伝染性疾患から守るもの。 特に狂犬病は人間にも伝染し、死に至る病気です。長らく日本では発生していませんが、外国から持ち込 まれる動物が増えている現在、決して安心はできません。

子犬を買う(購入)前に

当店には、犬を飼う前(購入)の相談やお子様の犬とのふれあいの為にご来店されることがあります。
ペットと暮らすのは面倒くさいのですが、子どもにとって…
子どもは昔から「遊びをせんとや生まれけむ」と言われる存在です。さまざまな体験を五感を通して、驚きや感動を心と頭に響かせて育っていきます。感動を伴う体験は長期記憶に使いかたなどの礎となります。体験の伴わない知識は知恵とはなりえないと言われます。
そして小さな子どもが必要な体験は、親の感情を基礎に、自然体験と動物体験であると言われています。
ペットというのは面倒くさいのです。うんちを掃除したり、散歩に連れていったり、でもその面倒くさいなかに絆が生まれてくるのです。また動物体験は人との係りを助け、相手の気持ちを考える訓練にも繋がります。人は人との関わり、つまりコミュニケーション能力をつけさえすれば、一生安泰でしょう。その意味で子どもさんを育てる親御さんや保育や教育関係の方は、動物飼育を大事にしていただきたいのですが、そのとき良い影響を与えるために以下のことを覚えておいていただけたらと思います。

飼育体験には子犬は最適です

  • 可愛がってこそ子どもの心に命の大切さ、愛情、他への共感を伝える。
  • 可愛がっている子どもにとって、動物は我が子と同じような存在である。
  • 愛情飼育と食農教育を混同しない。
  • 動物を大事にするということは、子どもの心を大事にすることである。
  • 生まれては死ぬに任せている飼育は、子どもたちを死に
    鈍感にさせてしまう。
  • 弱い存在の動物が困っているときに、大人が何の助けも示さないのは、
    子どもに無気力感をもたせる。
  • 弱い動物を心配する子どもの心を大事にすることで、
    愛情と責任を教えることができる。
  • 子どもの大事にしている動物を大事に扱うことによって
    大人は敬愛される。
  • 世話に手間がかかりすぎる飼育はさせない。ちょっとの手間で
    たっぷりのふれあいをもてるようにして、楽しい体験にさせる。

犬だけの話ではなく、生き物全般に置き換えられることわざです。
命の尊さを知ると言う事は、とても大事な事だと思います。
最近は、あまりにも命が軽んじられている気がします。数多の生き物達、犬、人間、家族、友人、彼氏、彼女や自分自身の命さえも。
このイギリスのことわざは、有名なのですが原文は存在していないのです。

新生児と子犬の理想

非常に残念で悲しいことですが、「子供が生まれたから」を理由にこれまでかわいがっていた犬を手放す人は多いのが現状です。思っていたよりも子供に手がかかり、犬の世話をすることが難しいというのはまだマシな理由の方で、中には親戚などから「犬は汚いから」と手放すことを奨められ、その通りにしてしまう飼い主もいます。

犬はたしかにヒトよりも雑菌を持っています。しかしそれが決してネガティブな方向にのみ働くかといったらそうではありません。

なぜ先進国にはアレルギーの子供が多いのか?

その理由についてはこの数年あちこちで取り上げられているので細かくは説明しませんが、衛生的過ぎる環境で子供が育つと体内の免疫機能は暇をもてあまし、本来攻撃対象でないはずのものに反応し始めることがあります。これが発症した形がアレルギーです。

適度な雑菌との接触を持ち、適度に免疫力を働かせることがそもそも自然であり、雑菌を全て悪者扱いにして無菌の常態で子供を育てるなんてかえって自殺行為のようなものです。たしかに子供は無菌状態でこの世に生まれてくる。だから生まれたばかりの子供をいきなり雑菌まみれの環境に置くのは危険と考えられるのですが、しかし子供は無防備で生まれてくるわけではなく、お腹の中で母親からの移行抗体をもって生まれてくるのです。

生まれてからは、初乳を飲むことでも抗体を譲り受け、母親が持っている抗体の種類をわけてもらうわけです。だからけっして完全無防備なわけではありません。子供が生まれる何年も前から犬を飼っている母親の体には犬と一緒に暮らす周辺環境への抗体があり、子供はそれを受け継ぐことができます。

とはいえ、移行抗体にも限度がありますし、なにも「新生児を犬の横に置け」というのではありません。そして新生児の存在を確認しようと犬だって執拗なほど寄ってきます。雑菌が理由ではなくルールを持って接することを教えるつもりで、犬との距離は適度に保って、有意義な生活を行っていくといいのだと思います。