殺処分を減らすために | 北九州市小倉のペットショップパディア

日本では年間に20万頭以上の動物たちが保健所で殺処分されていることはご存知でしょうか?

殺処分を減らすために

行政機関に持ち込まれる動物たち

一般的にペットとして飼われている犬や猫。毎日の疲れをカワイイ姿で癒してくれる、人間のパートナーともいえる存在です。しかし長いあいだ犬・猫を飼っている人たちも多い裏で、まだ日本では年間に20万頭以上の動物たちが保健所で殺処分されていることはご存知でしょうか?

なぜそのような自体が起きているのか?

それにはペットにかかわる人間たちの無責任な行動が、多くの原因になっているのである。今回はこれから動物を飼いたいという人や、なぜそのようなことが起きているのかを知りたい人にぜひ読んでほしい10のことをお伝えします。

なぜ年間20万頭の犬や猫が殺処分されているのか?

1.飼育放棄による保健所への持ち込み
信じられないことに、「仕事が無くなった」や「離婚するから」「ペット可じゃないマンションに引っ越す」などの理由で保健所へいままで飼っていた動物を保健所へ持ち込むといったケースが多いのです。また、ひどいものでは「トイレを覚えない」、「子供が飽きたから」、「よく吠える」というだけで殺処分しようとするとんでもない飼い主もいるようです。
2.悪質な繁殖業者による乱繁殖
人気のある犬種などを飼育する能力が無いにもかかわらず無理に繁殖させ、病気や大きくなりすぎてしまった個体は飼い殺す悪質なブリーダーもいます。こういった業者の母犬はこいぬを産めなくなるまで産ませ続け、こいぬは生まれてすぐに母犬から引き離すために健康や性格に何らかの問題を抱えてしまう場合が多い。また、倒産により繁殖していた動物が保健所へ持ち込まれることもあります。
3.野良猫・野良犬の問題
野良犬はあまり見かけなくなりましたが、野良猫は捨てられたり飼い主がもともとおらず野良化してしまった猫はよく見かけると思います。こういった猫たちは動物愛護団体や地域住民の努力により去勢や避妊をされ『地域猫』として飼われていることもあるが、糞や鳴き声の騒音で害獣と見なされてしまったり、動物虐待の被害にあうなどして弱り殺処分されることもある。

どうすれば殺されてしまう動物を減らせるのか

4.安易な気持ちでペットを飼わない
犬・猫だけでなく動物を飼うということは、楽しいばかりでなくいろいろな負担が生じます。金銭面に不安があったり、一生面倒を見られないおそれのある場合はペットを飼うのは少し考えた方がいいのかもしれません。
5.動物の年齢にこだわりすぎない
子犬や子猫はしつけが大変で初めてペットを飼う人はとまどう場合が多いので、ある程度大きくなってしつけが済んだ犬や猫を選ぶほうが良い場合もあります。かわいいこいぬ・こねこはすぐに大きくなってしまいます。
6.犬種にこだわらない
ドッグショーやドッグスポーツに出るぐらい、その犬種が大好きという気持ちがであれば話しは変わってきますが、自分の生活に合った犬種と暮らすのがお互い良質な関係が続きます。
たとえば、お手入れが面倒と思う人がプードルを飼うと、毛がもつれてしまい皮膚病の原因になるおそれもあります。お手入れが面倒と思われる方は、お手入れが少ないチワワやダックスを飼われるのがいいと思います
7.ペットを飼う前に周りの動物を飼っている人などに相談する
本当に自分が動物を飼える状況なのか、親類や友人にペットを飼っている人がいたら相談してみるのも良いと思います。
8.できれば動物愛護センターや里親募集から動物を引き取り、里親になる
現在はインターネットで、各地域の飼い主を募集する『里親募集掲示板』を簡単に見ることが可能です。引き取り手が無く困っている人たちの助けにもなるし、このままでは殺処分されてしまう野良猫や犬を救うことにも繋がる。また、動物愛護センターは実際に里親となったあとも、しつけ教室を開催したり、飼い方をフォローしてくれる場合が多く、いろいろな面で助けてくれます。
9.信頼できるペットショップで購入する
ペットを購入する場合はインターネットだけで生体を販売しており、事前に動物を見られなかったり、異常に値段の安い業者はしっかりした管理が出来ておらず、あとで問題が起きる場合も多い。店内が清潔で動物も元気で、そのペットのことをよく知ったスタッフのいるペットショップを選ぼう。知識に乏しい販売員はバイトなので買った後のアフターフォローや相談がまったくできません。
10.本当に生涯を共にすることができるか再確認する
個体によって差はあるが、特に猫は長生きな場合20年は生きる。そのあいだずっと面倒を見ることができるのか、しっかりと自分に問いかけてみよう。

まだまだ不幸な終わりを迎えてしまう動物たちは多いのですが、年々保健所で殺処分されているペットの数は減ってきています。平成25年9月の動物愛護法改正で今以上に多くの人たちが動物に対して責任を持ち接することで、犬・猫殺処分はもっと減ってくると思われます。 動物を飼うときは、衝動買いするのではなく、家族の一員を迎え入れるわけですから、家庭内でよく考え話し合って、最期まで面倒をみることを決意してからにしましょう。

動物と暮らすのは大変なことも山ほどあるが、動物と暮らすことはたいへん楽しく、生活が明るくなります。

犬・猫数殺処分数がゼロになる日が来ることを願っています。

ふれあいしつけ教室と殺処分減プロジェクト

毎年、動物愛護週間に小倉城下で犬・猫殺処分減プロジェクト「ふれあいしつけ教室」を行っています。 犬・猫の殺処分を減らすためには、まず殺処分の現状をを知っていただくことが必要です。犬・猫が捨てられ、殺処分されることを問題と捉え、動物を飼う一般の方たちのモラルを向上させることが最も重要なことであり根源であると思っています。

基本理念

パディアは、企業価値の最大化に努め、地域社会に根ざした企業集団として人と犬の生活を支え、社会の発展に貢献していきます。


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